Iターン進学のハナシ。
Iターンとは都会の人が地方に行くことです。
でもその多くを社会人の仕事や就職のときに使い、進学でIターンという言葉を使うことは滅多にないです。というかいないんですよ、わざわざ地方に進学をしたいと思う学生が。笑
先日ニッポンのジレンマに出演させていただいた際に、「地方に進学することを周りの大人とかは理解をしてくれない。私は大分が好きで大分に進学をした。」と話させていただき、古市憲寿さんに「ユニークな人だね」と言われました。
ユ ニ ー ク。
でも私はユニークと言われてしまう現実に少し悲しさを覚えました。
進学を決めるまでのハナシ。
前でも述べたように大分が好きで大分に進学をしたのですが、何が好きになったっていうと・・・
- 食べ物が美味しい
- 物価が安い(東京に比べて)
- 空気がいい、山と海と温泉がある
- 人々が素晴らしい
という4つに魅力を感じて進学を決めました。
その中でも一番最後に書いた人々が素晴らしいというのは東京にはない素晴らしさ。例えば。
東京の人よ、タクシー乗った瞬間に運転手さんにお礼を言われたことがあるか。別府じゃタクシー乗った瞬間「お客さんいなくて困ってた!乗ってくれてありがとう!」と言ってメーター動かし始めるのは1つ目の曲がり角を曲がってからで、メーター止めるのは目的地の100m手前なんだぞ
— 髙橋 あけの (@takaake0722) 2015, 8月 27
初めて会う運転手さんが初めて会うように感じないんです。乗ったら運転手さんの弾丸トークは止まらない。親戚なんじゃないかって思うくらい。笑
この運転手さんに関しては降りるときに「はいまたね〜!」と言ってくれたんです。
実はこれを当たり前と捉えるか、それとも非日常的と捉えるかでIターンの魅力が大きく左右されるなと感じました。
初めて大分に来たときにこれを私は「非日常的」と感じ「日本人ならではの素晴らしいおもてなし精神である」という風に感じ、直感で「この地(大分)に住みたい」と思ったのです。
もし当たり前と捉えていたら魅力なんて感じなかった。でも私の住んでいた東京ではこんなことは絶対になかった。
実際に進学してからどうなのかというハナシ。
実際に進学をしてからは、多くの人の魅力に浸りながら生活をしています。
朝、海辺を散歩していたら知らない近所のおばさんが町の昔の姿を教えてくれたり、
声をかけていただいて町の朝市のイベントに手伝いで参加をさせてもらったり、
知り合いの人が台風の前日に食料を届けてくれたり、
と、様々な場面で様々の方にお世話になっています。いい意味でお節介。本当にいい意味で。
「どうせそれはお前が行動的だからだろ!」と思われるかもしれないのですが、以外とそうじゃなくて、私の周りの友人も沢山の方に支えられながら毎日を過ごしている印象はあります。
出会いがバイト先だったり、飲み屋さんだったり、紹介だったりとみんな違いますが、一人で生きているという印象はないです。
でも、親元を離れて暮らしている学生も私の大学は多いので、ちゃんとした私生活という部分では自立ができるというのも魅力です。(まあいってしまうと、飲食店も閉まるの早いし、東京みたいにあっちこっちにコンビニとかあるわけじゃないから自炊とか積極的にできないと死に至る可能性がある)
あと、このような地元の人との関わりとかっていうのは学生だからすごくラフにできるっていうところもあります。学生ってやっぱり可愛がってもらえる特権です。
終わりに
どうですかIターン進学。
魅力を見つけ出すのも作り出すのも住んでいる自分次第なところもあります。
学校が楽しい、楽しくない関係なく、その土地に住んでいることが楽しいと思える毎日って幸せなことで、私もこの夏休みの半分以上を大分で過ごします。(まあ今友達のほとんどが帰省していて若干つまらないんですけど・・・早く帰ってこーい。)
星も綺麗だし、海も綺麗だし、温泉も入れるし、農業も林業も漁業も体験できちゃう地方ならではの魅力をこれからも沢山書いていきたいと思います:)
TOPの写真は去年の11月に先輩と友人と行った国東半島芸術祭の帰り道に寄った夕陽が美しいことで有名な真玉での一枚。